大菩薩峠&ぶどう郷ツーリング         



新しい輪行袋が気に入り、また旅をしたいな〜といつもながら考えていました。、旅のプランは他のHPの ツーリング記録などを参考にすることが多いのですが、その中でも今回は以前から気になっていた大菩薩峠に行くことに。輪行がしやすく、景色良好、 温泉もあるのがGOODです。しかも久しぶりのトレッキングもあり。おまけに「大日影トンネル」という使われなくなった鉄道トンネル跡が 遊歩道として開放されているようなので、寄ってきました。今回は走るだけではなく濃いめの内容です。






おなじみJR船橋駅から特急輪行。今日は1日一往復のみの、中央本線方面へ直通する特急 あずさで参ります。新宿まで行けば特急はバンバン走っていますが、輪行袋を担ぐとなると新宿まで行くのも大変。自ずと船橋近辺の駅からラッシュを避けてor乗換無しor 快速グリーン車or特急が選択肢に上がります。今日は絶好の行楽日和ということもあり、新宿を過ぎ立川あたりで満席に。登山風の格好をした人が多いです。
ちょうど2時間で山梨県は塩山に到着。登山客が何人か降りていきましたが、バスで 大菩薩峠にでも向かうのでしょうか?これから向かう大菩薩峠(大菩薩嶺)は登山者にはそれなりに有名らしいです。輪行解除し、9時に出発。
天気がよくすがすがしいです。今回は軽登山にトンネルウォーク(?)と走り以外のイベントが あるので、走行距離は短めの設定。大菩薩峠登山の前に、まずは自転車でいける上日川峠へ向かいます。
柳沢峠を経て奥多摩へ通じる国道411号。交通量は少ないです。コンビニの位置の都合上 国道を走っていますが、上日川峠まで向かう地方道も駅前から平行しているので選択可能。今のところ国道でも問題なし。
道は序盤から登りなので意外と長く感じます。突如現われるヘアピンカーブを過ぎると、一瞬見晴らしが 良くなります。
駅から8kmほどで国道を右折し、ここから上日川峠へ向かう本格的な峠道になります。
9:50      9km
“登山道”とありますがこの先も自転車でいけます。塩山側からバスで来た人はここから登山開始です。トイレがあったので休憩。いや〜今日も例外なく暑い。。
意を決して再出発したのですが、序盤は前輪が浮きそうになるくらいの急勾配。。ずっとこのままだったら どうしようかと思いましたが、なんとか収まりまともな勾配になったので一安心。それにしても随分体力を奪われます。徒歩の人とそんなにスピード変わらないし・・。
後はひたすら山道を上っていきます。もう塩山の市街地はどこへやら。
建物が現われたらそこは上日川峠。ようやく到着です。
ここから先がいよいよ大菩薩峠への登山道となるわけですが、どうやらもう少し自転車なら走れそうです。
本格的な登山道とほぼ平行して舗装路が。これなら自転車でも走れます。1.5km分徒歩を短縮。
11:25    18km
福ちゃん荘という売店にたどり着きました。自転車もここまで。意外や自転車での 先客がいました。売店で飲み物を購入し、ここから登山開始。一応登山靴ではないですがスニーカーを持ってきたので、SPDシューズから履き替え。大菩薩峠は初心者向けらしいので、 特に登山グッズで身を固める必要はないかと。
樹木の中をひたすら上ります。老若男女子供連れなど登山者は多いです。
道は歩きやすく、特に難所はありません。木陰のおかげで涼しく快調に歩きます。
明るく開けて、発電機の唸る音が聞こえたらもうすぐです。
12:00
大菩薩峠に到着!なかなか賑わっています。お手軽登山で標高は1899mです。
稜線沿いに登山道が続いています。ここからは岩場で本格登山といった感じに。
上日川ダムが望めます。見通しがよければ富士山も見えるらしいです。
振り返って大菩薩峠。まさに嶺という感じですね〜
親不知ノ嶺までいって折り返します。富士山が望めず残念でしたが、それでもなかなかの場所です。
登山ツアー?かなにかで大菩薩峠にはたくさん人が来ていました。上日川峠まで戻り、甲斐大和方面へ延々ダウンヒル。
13:50   40km
一気に甲州街道国道20号まで下りました。中央本線甲斐大和駅近くのコンビニで休憩。
さて、次は中央本線の使われなくなったトンネルが遊歩道として整備されているらしいのでいってみます。甲斐大和側からだと 20号から217号へ曲がり、現中央本線勝沼トンネルの中心付近に入り口があります。217号に入るとぶどう畑が広がっていました。収穫間近の様子。
ぶどう畑の中に小さな看板が立っています。自転車を適当に留めてフットパス(遊歩道)を行きます。
ぶどう畑の中を進むと、怪しいトンネルが出現。
大日影トンネル。明治36年の中央本線開通から平成9年まで使用され、新トンネル開通に伴い現在は遊歩道として開放されています。 開放時間は9〜16時で、30分で反対側の勝沼ぶどう郷駅のそばまで行くことが出来ます。
早速中へ。ひんやりとして涼し〜。結構暗くて雰囲気があります。レンガ造りでレールもそのままです。待避所を利用した休憩所や案内板なども。
昔は蒸気機関車が走っていたのでトンネル内には煤がついています。鉄道の開通は流通革命をもたらし、この地のワイン産業は一気に発展したとか。
自転車を置き去りにしているので途中で引き返します。トンネル入り口の反対側は旧深沢トンネルを利用したワインカーヴになっています。
一般道で勝沼ぶどう郷側へ。このあたりは一面ぶどうの丘ですね。
15:00     48km
中央本線勝沼ぶどう郷駅。名前の通り周囲はぶどう畑です。今日の帰りはここから輪行ですが、まだ時間があるのでぶらぶらします。
駅の隣にはなぜか電気機関車が静態保存されています。この奥に先ほどの大日影トンネルがあります。
大日影トンネル勝沼側。駅から徒歩ですぐです。轟音がしたので待ってみると、普通列車が通過〜
この後少し走ってぶどうの丘温泉天空の湯に入ったのですが、写真を1枚も撮ってなかった・・。ついでに風呂に入っている間に熱中症気味になりました。。 今日は距離も短めということで甘く見ていたからでしょうか?まだまだ自転車で走るには暑すぎる日が続いています。あ、直売所でぶどう買えばよかった〜〜
勝沼ぶどう郷から特急で輪行帰宅。船橋まで直通する特急はぶどう郷に停まらないので、前の特急に乗って新宿で乗り換えます。乗り込んだ特急はこの後 大月からデッキも埋まるほどの満員になりました。。