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冬の寒さにかまけてしばらく自転車は乗っていなかったのですが、自転車部の房総一周 春合宿が行われるというので、トレーニングのためのツーリングを企画。1月でも比較的温暖で、遠くへ行った気分が味わえる伊豆大島を チョイス。そこそこの山もあり、夜行便で行けて日程もスマートにこなせるのがGOOD。結果、1日で走るにも丁度良く、伊豆大島の大自然を満喫でき 記憶に残るすばらしいツーリングとなりました。 |
![]() | 伊豆大島へ向かうフェリーは東京竹芝桟橋から出港します。フェリー乗り場まで輪行しようか迷ったのですが、 伊豆大島での走行距離はそれほど長くなく、比較的山岳メインなのでアップのつもりで自宅から自走。とはいっても夜だし交通量も多いので流し程度で時間をかけていきます。都心までは以前同期のMさんと 皇居へ走りに行った時のルートとほぼ同じ。写真は葛西橋あたり? |
![]() | 30kmちょっとで竹芝ターミナルに到着。ゆりかもめの竹芝ふ頭駅のすぐ裏手ですね。出港の1時間以上前の余裕の到着です。 |
![]() | 輪行準備を済ませ、東海汽船の窓口で予約番号を伝えてチケットを購入。乗船する大型客船は大島や三宅島を経由する八丈島行きです。大島へは
問題なく出航するそうですが、八丈島は「条件付出航」・・つまり高波等で接岸等が困難な場合引き返す場合がある・・だそうです。乗員乗客とも無事到着できることを願っているでしょうが、こればかりは風まかせです。
ちなみに大島にコンビニはないので、ある程度あらかじめ本土で調達しておいた方がいいです。 |
![]() | さて乗船を済ませ定刻に出航。夜行フェリーなんて大学の北海道夏合宿以来です。あの時と同じ雑魚寝の2等船室です。隣のおじさんは 仕事で大島へ渡るそうで、先の北海道行の新日本海フェリーにも乗ったことがあるそうです。2人でこっちは毛布が有料でサービスがよくないとか話をしました。自転車は乗組員の指示に従って荷物室のようなところに収納。 |
![]() | 横浜寄港で2等船室の乗船率は8割超となり、意外と盛況しているようです。明日の大島の天候はこの時期としては穏やかだとの案内放送があり、 ひとまず安心し消灯時間を迎え明日に備え寝ます。 |
![]() | 明くる朝、フェリーは定刻より若干早く大島に到着。まだ夜も明けきらぬうちに輪行解除し、港から高台へ駆け上がり大島一周道路へ。今日は 大島一周道路で時計回りに一周するのを基本に走ります。 |
![]() | 高台から眺める岡田港。大島の玄関口。 |
![]() | さて時間に余裕があるに越したことはないので早速薄暗い中走り始めます。島や半島というと海沿いのなだらかな道を想像しがちですが意外と山岳路 なんですよね。そのへんはあらかじめリサーチ済みではあるのですが、しばらく走ってないとちょっとのぼりが続くだけで息が荒くなってしまいます。。 |
![]() | 日が昇ってきました。登坂中でもちょっと癒される風景。 |
![]() | ひと山越えて、朝日に照らされながらの下り。シーサイドビューを横目に快走。 |
![]() | ちらほら出現するシェルター。三原山が噴火した時に火砕流から避難するためのもの。普段は穏やかな自然も時にすべてをのみ込んでしまう脅威を 持ち合わせているのです。 |
![]() | 下り途中、「月と砂漠ライン入口」の看板を発見したら右折、細い道へ入っていきます。なんでも絶景が広がっているそうな。 |
![]() | 「月と砂漠ライン」などと銘打ってはいますが道自体は眺望もきかず結構きつい上り勾配。 |
![]() | 「警笛鳴らせ」看板なんて公道で初めて目撃したような・・このあたりが一番勾配がきつい。。 |
![]() | 航空局公有地との分岐を曲がった先から道はコンクリ敷になり、一部落石が・・この道で合ってるのか不安になります。 |
![]() | ようやく裏砂漠展望台入口に到達。港を出発してまだ18kmしか走っていないのにやたら疲れました・・。この先は美舗装路なので自転車は置いて歩きます。 |
![]() | 木々のトンネルをくぐったその先には・・・ |
![]() | おお!これぞ絶景!!見たこともないような景色が広がっています。まるで月面を歩いているみたい。無機質な火山岩の表土とクレーターのような土地、そして 青い空に青い海!初めて見る光景に一人で大はしゃぎ。自分以外誰もおらずただ風が吹きすさぶ様はまさに異世界。 |
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![]() | ここは大島「裏砂漠」。日本の地図で唯一「砂漠」と表記される場所。生命の息吹も感じない黒い荒地が広がるだけの何もない場所に、すごく感動するのはなぜだろう。 |
![]() | 昭和27年、ほぼ視界ゼロの悪天候の中この地に激突した日本航空もく星号。我が国初の旅客機遭難事故となったそうです。 |
![]() | なんですかこれは・・こんなすばらしい景色独り占めしちゃっていいんですか?? |
![]() | そびえ立つ三原山の裏側。このあと表側から三原山に上りますが、山の表裏両方見る機会もなかなかなく、島周遊の醍醐味でしょうか。 山の稜線に柵のようなものが見えます。観光用かな? |
![]() | 第二展望台と思われるところに水準点と火山活動観測装置?がありました。 |
![]() | 水準点付近はなぜか岩場。ここで小休憩。 |
![]() | 来た道を振り返り。名残惜しくも帰ります。想像以上に感動しましたよ〜このためだけでも大島に来てよかったと思えますよ。
※天気晴朗でも常に強風が吹き荒れるので注意 |
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![]() | さて下ったり工事中のため迂回路を通ったりで大島南端の差木地地区までやってきました。迂回路を終え大島一周道路で先へ進みます。 |
![]() | なんか誘われる小道ですね〜。海は青く地平線もくっきり。 |
![]() | 大島の観光スポットの一つ、地層切断面はいきなり現われました。 |
![]() | 150万年前からの何百回もの三原山の噴火によってできた地層。くっきり見えますね。バームクーヘンとも呼ばれているそうです。 |
![]() | でまあ、大島一周道路も起伏に富んでるわけで。。 |
![]() | 野増地区に入ると、中心街元町に向けて市街地が広がってきます。 |
![]() | と、ここで、せっかくなので海水浴場に行って海を間近で見たいな〜と思い、悪路を下って弘法浜遊泳場へ。 |
![]() | オフシーズンの海水浴場も静かで悪くないです。 |
![]() | 9:50 40km 絵になる風景。砂浜にロードバイクは合わないですけどね・・ |
![]() | 中心地元町の大島町役場。忘れちゃいけない、ここの住所は東京都大島町。 |
![]() | 元町を過ぎていよいよ三原山へのヒルクライムです。今日のアプローチは三原山登山道路。元町手前からは御神火スカイラインというのが伸びているようですが、 あちらは勾配がきついらしいので却下。 |
![]() | ゆるめの勾配でひたすら登って行きます。まだ序盤も序盤。 |
![]() | そういえば大島は椿が有名で、ツバキ油なんかが名産らしいですね。登山道路の両脇には椿がたくさんなっていました。 |
![]() | こんな景色が開けるところもあるみたい。ほとんどは木々で覆われてますが・・ |
![]() | こんな看板が出てくれば3分の2くらいはクリア。上りは新火口展望台くらいまで続きます。 |
![]() | いきなり景色が開けました。緑の季節ならすごく奇麗そう。 |
![]() | 日本の道百選に選ばれていてもおかしくはない道。ここまでくればこっちのもん。左手が意外と小さい新火口展望台。 |
![]() | ん〜ちょっとまだ遠いですね。さらに先へ進みます。 |
![]() | ポニー?がちらほら出現。 |
![]() | 11:30 53.5km 三原山山頂口に到着〜。勾配はそれほどきつくはないですが距離が意外と長いです。ここから先、時間を見ながら 三原山登山敢行です。 |
![]() | レストセンターからすぐに三原山の展望台。黒い溶岩流の跡が生々しいです。三原山は成層火山ながら外輪山と呼ばれる大きなカルデラが特徴。 最近の噴火は昭和61年だそうで、全島避難も行われたとのことです。平成8年より火口付近の立ち入り禁止が解除され、現在は観光名所として河口付近まで登山道で行くことができます。 |
![]() | というわけでせっかくきたので山頂目指して登山開始。徒歩50分ほどだそうで、時間に余裕をもって訪れたいところ。少し時間ぎりぎりなので ピンディングシューズで若干早歩き。 |
![]() | シェルターはもちろん火口と逆向き。 |
![]() | 溶岩流の跡。近くで見ると結構こわい。 |
![]() | 山腹に到達するとかなりの急勾配。ここは足を痛めないように無理せず行きましょう。 |
![]() | 眼下には何ともいえぬ不思議な光景。 |
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![]() | 三原神社を過ぎると噴火口を間近で見られるルートと火口一周コースに分かれます。さすがに時間の都合上所要時間の少ない噴火口コースへ。 |
![]() | 地熱で蒸気が上がっています。三原山は100〜150年ごとに大噴火を起こし、その間にも小噴火を繰り返すなど活発な活火山です。 |
![]() | 噴火口に到着。いや〜こりゃすごいですよ!大きな口をあけていておどろおどろしいです。 |
![]() | 火山の火口を見るのは初めてですが、絵に描いたようにいきなりぽっかり大きな穴が空いていますね。自然ってダイナミックだ〜 |
![]() | 三原山はハイキングに来ている人も結構いました。時間も限られているのでおにぎりひとつ頬張って下山します。 |
![]() | 大島三原山。裏砂漠に噴火口と、未知なる自然を堪能させてもらいました。登坂で自転車のトレーニングもできたし、思ってた以上の素晴らしいツーリングとなりました。 |
![]() | 三原山のレストセンターを出発したのは12:45。帰りの船の出航は岡田港14:40です。元町まで戻ってどこかで食事したいところですがさすがにそんな時間はないのでグイグイ下り ます。写真はレストセンター付近から見た元町方面。 |
![]() | 下りきって、ちょっと大島空港に立ち寄り。土産物を買おうと思ったんですが、売店が小規模すぎたため何も買わずフェリーターミナルに期待することに。 |
![]() | せっかくなので空港の展望台から。セスナ機が待機中。航空需要は少ないようです。 |
![]() | 13:40 70.5km こうして大島周遊を終え、岡田港に到着。岡田港周辺は土産物屋も充実しており心配いりませんでした。夜行フェリーでやってきて その日のうちに帰る弾丸ツーリングでしたが、終わってみれば稀に見るいい旅・いいプランでした。大島にはまだまだ今回堪能できなかった魅力が残っているとは思いますが、効率的でスマートなスケジュールだからこそなかなかハードルの高い 離島ツーリングを実行できたんじゃないかと思います。島への経済効果の面では・・・ですが。。しかし大島は規模もちょうどよく、山あり海あり絶景あり。0泊2日で満喫できる遠くて近い大島、ツーリングの地としておススメします! |
![]() | 行きの夜行客船とは違い、帰りはジェット船です。ジェット船(ジェットフォイル)は安定走行時は海上から浮いた状態となり80km/hの高速航行ができる摩訶不思議な船です。 行きは客船で一晩かかった大島も、東京から2時間、久里浜から1時間で訪れることができます。高速航行時はほとんど揺れを感じません。快適船内でフェリーターミナルで買った大島名物の「べっこう寿司」を食す。ちなみにジェット船は重量制限が厳しいらしく、 自転車は有料手荷物になってしまうので注意。他にも2人組の自転車乗りがいました。そういえば行きのフェリーのおじさんはどこへいったのだろう? |
![]() | 帰りは久里浜で下船しました。色も鮮やかなセブンアイランド号。 |
![]() | JR久里浜駅から快速グリーン車で船橋へ乗り換えなしの1本で帰宅。ジェット船は高いのでグリーン料金入れても輪行するなら久里浜下船が良策。こうして前日夜間と休日1日のみの 消費で大自然を満喫できました。伊豆大島、そこはまさに「1dayアイランド」。 |