8/11から2泊3日と、お盆真っ只中に行われることになった佐渡OBラン。お盆の帰省ラッシュなんてのは学生時代もそして盆暮れ関係ない仕事に就いた
今でもテレビの向こうの世界の話で自分には関係ないことだったのですが、今回身をもって体験することになりました・・。
東京駅で横浜在住の同期Mさんと待ち合わせをし、まずは新幹線で新潟へ。指定席など満席で取れないので自由席なのですが、新幹線ホームは人・人・人!帰省ラッシュでニュースに
取り上げられる映像がそこにありました。もはやどこにどう並んでいるのかわからないくらいです。。しかも新幹線の本数に対してホームの数が圧倒的に少ないので折り返し列車が到着→
車内清掃→乗車となるのですが乗車開始から発車までが5分を切ってます。故にまだ乗り込んでいる人が多数いる中発車ベルが鳴り響くというさながら通勤電車のようです。そんなわけで
輪行の我々はまずデッキに自転車を備え付けなければならないというハンデのため座席確保ならず。そこでどうせ座れないなら後続の新潟までノンストップ便で再チャレンジしようという話になり、
一度降りて再チャレンジするもギリギリのところでまたもや座席ゲットならず。これ以上は時間の都合で遅らせられないので仕方なくデッキというか2階建て新幹線の階段部分に立席のまま
新潟まで行くことになりました。しかし新潟直行便ということは終点新潟まで降りる人もいないわけで・・この時点で2時間半立ちっぱなしが決定という、なんとも萎える旅立ちでした。
新潟に着いて他のメンバーと合流し、駅近くの王将で食事をしてから佐渡汽船のフェリー乗り場へ。再び輪行準備し、13時発のジェットフォイルに乗船します。時間的余裕のなさから
ジェットフォイルを利用しますが、カーフェリーも航行しています。運賃+特急料金+座席指定料金=6,340円と手荷物料金500円でカーフェリーに比べ3千円以上高く、新幹線代に続き痛い出費ですが、
他の社会人の同期・後輩に合わせお金で時間を買います。というわけで一路佐渡島へ!
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なまずのキスのような新幹線 |
両津港がスタート&ゴール |
天気はあいにくの曇天。まあこの時期自転車に乗るにはいいかも。その名も県道45号佐渡一周線でひたすら海岸線沿いを反時計回りに走ります。やっぱり離島はお盆だろうと
交通量が少ないのがいいですね。途中一山越えたところに見返り峠なるところがあったので見返り姿の記念写真を撮り、姫崎灯台を見学。ツーリングマップルによれば
日本最古の鉄製灯台らしいが錆もなく綺麗に維持されている様子。でもみんな灯台へ行く途中にあった廃墟ホテルのほうが気になってたり。さてルートはややアップダウンがありつつも基本的には穏やかなので快調なペースで飛ばし、
途中滝があるというので体力のある猛者は無駄にルートをはずれ結構な坂を上ったりとありました。今夜は赤泊の宿に宿泊。午後からの出発ということで走行距離約45kmでした。
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海岸線沿いを行く
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見返り峠
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なぜか神社にも寄る
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16:00 姫崎灯台
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晴れてればなお良い景色
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滝〜
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後輩N氏はなぜか滝壺へ
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面白みのあるトンネル
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たまにはこんな写真も
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この中の誰かがOBラン主催者
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翌朝宿を出発し佐渡をさらに南下します。夏でも朝は快適ツーリングが楽しめます。小木港に着きここでは佐渡名物の「たらい舟」
があるのですが、見てみると港の湾内でやっておりなんか風情に乏しい。コンクリの防波堤の中で漂ってもなぁと思いつつ、佐渡の中でも小木地区でしかなく、
なので他にやっているところがあるのか不明で、でも佐渡に来たからには乗りたいと思っていたところ、google先生によるとこの先にも
体験できるところがあるらしいのでとりあえず先へ進むことに。すると小高い丘にのぼったところでたらい舟の文字発見!そこから一気に
くだり、矢島というところに着きました。ここなら小さな自然の入江のようになっていて静かでシチュエーションもGOOD。
たらい舟はこの地の入り組んだ岩場での漁に適した小回りの利く舟として考案され、現在でもアワビ漁などで使われているとのこと。大きなたらいに乗り込むと
乗船時は大きく傾き結構ヒヤリとします。海女さんが手本がてら竿をこいで離岸。交代で漕がせてくれるのですが案外難しく、慣れるとスイスイ進んで面白いのですが
調子に乗ってるとまたバランスを失ってたらいがクルクル回転してしまいます。8の字を描くように竿を漕ぐといいらしいです。たらい舟は見ていてもシュールで
面白く乗って楽しく、佐渡に来たら是非体験してみてください!
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朝の佐渡路
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小木港に到着
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たらい舟やってますね〜
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できれば矢島まで足を伸ばしてみて
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その名も「たらいのりば」
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いざ出航〜
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趣ありますね
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一級たらい舟操縦士の海女さん
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たらい舟通り多し
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たらい舟漁と観光に適した地形
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ここから先はアップダウンが激しくなります。宿根木地区が昔の町並が保存されているというので立ち寄ってみます。海岸近くの狭い地域に建物が密集していて、
狭い路地が郷愁を漂わせます。板張りの家は船大工が作った家らしく、その昔北前船の寄港地として栄えた面影を残しています。一部見学有料の建物がありましたが
そこまで時間もないので寄らず、町並み散策のみで後にします。
宿根木から少し進むと佐渡最先端の小木海岸に到着。綺麗な海の海岸まで降りてみると岩場には多くの魚たちがいました。後輩のO君はバテ気味ですがしばし休憩し
て先へ進みます。
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11:00 宿根木海岸
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屋根に石が乗ってます
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密集家屋は火事が起きたら大変
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迷路のような路地裏
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塩屋?
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有料内部公開している船主の家
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急にハイカラ?な公会堂が
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これは・・奇祭の予感
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小木海岸沢崎鼻
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しばし磯遊び
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ここから国道に出るまでがきつかったような・・。途中懐かしのフリーなどやったりしながら進み、どこかの市街地で食事をし、途中体力を考慮してショートカット組
と二手に分かれたりとありながら、相川の民宿に到着。時刻は17時過ぎでしたが、まだ暑いので宿の裏手にある海へ海水浴へ。ここの海水はとても塩分濃度が高く、体が浮いて浮き輪いらず。
ちょっとなめただけで塩辛くてたまったもんじゃないです。小魚もたくさんいて、しばし泳いだりダイビングしたりして過ごしました。
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小木海岸を後にする
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風光明媚〜
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アップダウンが激しい
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景色はいいけど走るのは大変
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ついに最終日。走行距離は85kmですが帰りのフェリーの時間があるのでスケジュール的に今日が一番ハード。今日一日というか半日で北半分を回ります。てなわけで観光は少なめでラン中心。
体力が限界越えの後輩O君は別行動となり国道で島を横断し両津港へ直行することに。残りの4人は島一周を達成するべくハイペースで飛ばします。でも機能よりは楽な道でした。
尖閣湾の辺りは景色も綺麗。曇り空で天気が良くなかったのは残念です。12時頃に最北端の二ツ亀を制覇!しかしいよいよ雨も降り始め、ホテルでランチをとった後も仕方ないので雨の中走り出します。
段々と雨も止んできたので快調に飛ばし、16時前に両津港に到着し、佐渡一周達成!!久しぶりの3日間に渡るランでついていけるか心配でしたが、充実した濃いツーリングで佐渡の夏を満喫できました。
その後は港で土産を買い、帰りは安いカーフェリーに乗り新潟駅でみんなと別れMさんと東京へ戻りました。結局帰りの新幹線も座れずデッキに追いやられてしまいましたとさ。。
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お世話になった民宿
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素晴らしい眺め
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グイグイ下っていきます
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交通量が少なくて走りやすい
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ひたすら海岸線をトレース
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二ツ亀に到達〜!
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あれが二ツ亀?
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ウラジオストクと粟島を同列に語る
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両津港到着〜
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さらば佐渡
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