只見線沿線ツーリング 〜秋編〜         



失意のうちに終わってしまった前回の只見線沿線ツーリング。あれから2ヶ月、今度は紅葉シーズンに走りなおすことにしました。 六十里越えの国道252号線は紅葉スポットとしても有名で、期待大です。実は9月に自転車部の合宿が奥只見方面で予定されていたのですが、合宿1週間前にあの鬼怒川氾濫などをもたらした関東東北豪雨が発生、 ルート上の国道が崩壊するなどの被害が生じたため中止となっていました。まだ各所に豪雨の影響が残る中ですが、このままではまともなツーリングが今年は1回だけになってしまうことから、頃合いを見て 実行。結果、景色は素晴らしく只見線不通区間の現況も目の当たりにし、充実したツーリングとなりました。






前回は郡山から自走しわざわざ峠を越えて会津入りしていましたが、第一橋梁での撮影の時間や体力温存などを考慮し、輪行で会津まで行くことにしました。新幹線&磐越西線ではお金も掛かるし面白みに欠けるので、 到着時間は遅くなりますが今回は野岩会津鉄道経由です。
春日部から特急スペーシアを利用し、鬼怒川温泉からAIZUマウントエクスプレスで。東武は金券ショップで購入した優待乗車証を利用。会津・野岩鉄道の運賃は3,080円です。

東武日光線や野岩鉄道も豪雨被害を受け、今も徐行運転や減便を余儀なくされています。野岩鉄道は送電設備損壊のため会津鉄道の気動車のみ運行可能な状態。

そんなこともあってか紅葉シーズンからかマウント号は立ち客も出る結構な乗車率でした。テレビの取材クルーも乗車してます。





終点会津若松の一つ前、七日町で下車。ここからのほうがスムーズにルートに入れます。輪行解除し、12:10出発〜

駅前のR49でそのまま北西方向へ。郊外な道です。

途中通過する会津坂下は馬刺しが名物。ということで早速ですが今夜の晩酌用に買って行きます。竹原肉店は国道から少し外れた住宅地の中にありますが、結構お客さんで賑わっていました。 もちろん保冷剤をつけてもらいます。

左折して只見方面R252へ。ここのセブンが最終コンビニスポットです。

現在のところ、前回の夏編より2時間早く通過しています。第一橋梁の列車通過時刻には余裕で間に合いそうです。ですがまだ昼食を食べていないので、柳津で前回断念したソースカツ丼を食べて行きます。

13:30     25km
国道沿いの道の駅でも食べられるそうですが、つきみが丘町民センターというところでいただくことに。あの「秘密のケンミンショー」で紹介されたそうです。ラストオーダーギリギリの到着でした。。

こちらが柳津ソースカツ丼810円也。その特徴はカツを卵でとじずカツの下に卵を敷くというところにあり、卵とじのカツ丼とソースカツ丼の良いとこ取りをしたような丼です。衣はサクサクで肉は分厚く、卵に加え 千切りキャベツも敷いてあるので、ボリューミーでも飽きずに意外とあっさり食べれました。

穏やかな流れの只見川。これから六十里越えまでほとんどずっと只見川と交錯しながら行きます。

このあたりでも若干色づき始めています。今年は冷夏の影響で紅葉も例年より早いみたいです。

福満虚空蔵菩薩円蔵寺は今回も通過するだけ。天気が良いと一層絵になる光景です。

14:15
道の駅会津柳津。こちらではソースカツ丼のほか、ソースカツバーガーまであります。先ほど食事をしたばっかりですし、食堂の営業は14時までなので軽く見て回るだけにします。

川沿いの区間が過ぎるとスノーシェードが登場し、登坂が始まります。前回はこの上りがとても辛かった記憶があるので、気合を入れて挑みます。





14:50     35km
第一橋梁の最寄となる、道の駅みしま宿に到着。気合を入れたおかげ・・というよりは単にまだ走行距離が短いため、思いのほかそこまでの辛さは感じませんでした。最後のシェードも途中から下りでしたし。前回は すでに100kmオーバーだったから辛く感じたんでしょうね。
さて今夜の宿は素泊まりのため、ここでもう一食腹ごしらえをしておきたかったんですが、なんと今回も食堂は「売り切れ」「品切れ」だらけで ソフトクリームしか残っていない・・。まだ営業時間内のはずなのに、 やる気あるのでしょうか??しかも明日の朝食を調達しておきたかったのにコンビニエリアのパンなども売り切れで参りました。。仕方ないので晩酌用の酒と漬物だけ購入。柳津の道の駅と距離はさほど離れていないですが、 どちらも小規模な道の駅なので注意が必要です。

気を取り直して第一橋梁の展望台へ。今回は5名ほど老若男女の撮影者がいました。



16:00通過の会津若松行を撮影。夏に撮影したものと比べると四季の移ろいを感じますね。この時間だと若干橋が陰ってしまうようです。再々訪なるか?

さらにR252を進みます。写真の宮下ダムを過ぎてからは再び上りが始まります。

上りのシェードが続きます。交通量は僅か。
16:55     44.5km
本日の宿、早戸温泉つるの湯に到着。佇まいは合宿所のようですが、つるの湯は日帰り入浴がメインで、こちらの別館で宿泊湯治も受け付けています。なかなかこの辺りで1人宿泊可能な手頃な宿は少ないので、場所もちょうどよく 素泊まり4,650円とリーズナブルで大変ありがたいです。


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入口からはエレベーターで下ります。入浴施設のほうは綺麗で立派な造り。露天風呂は只見川に面していて景色良好だそうですが、 人気の温泉らしく混んでいて、生憎入ったときには真っ暗でした。温泉は源泉掛け流しでしょっぱく苦味のある最高の湯です。
夕食は併設のラーメン屋で。麺に炭が練りこまれている黒ラーメン700円。ラジオで今日は平年より5℃以上高い気温だったと伝えています。確かに日中は長袖では少し暑いくらいでした。


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晩酌は会津坂下で購入した馬刺しで。奥はタタキです。赤身肉を辛子味噌で食べるのが会津流だとか。さて明日の朝食がゲットできず仕舞いですが、大丈夫かな・・?





〜2日目へ〜